演奏会前の練習でCDの音楽を参考にする。という人用にCDをmp3化。
CDジャケットを見て必要な音楽を探す。というスタイルをスマートフォンで手軽にやってもらうため、CDジャケットの表示を指で操作して音楽を聴けるようにするのが目標。 曲タイトルを検索したり、Playlistを細かく設定するような使い方はあまり馴染めないという前提です。
リッピングの音質設定
今回はスマートフォンから外部スピーカーにBluetooth経由でつないで気軽に聞く使い方。容量の小ささが最優先。mp3の128kbpsあたりがちょうどいい。今回はmusicBeeのmp3 ポータブルプレイヤーの設定でリッピングしました。
アートワーク(CDジャケット)の取り込み
一般的な音楽CDだと曲のタイトルやCDジャケット写真がデータベース化されていて、ネットから簡単に情報が取り込めます。クラシックCDは発売枚数の少なさと、情報のデータベース化に参加する人の少なさで情報は少ない。
アートワーク(CDジャケット写真)が見つからないときは世界中のAmazonなどから取り込むAlbum Art Downloaderを使います。スマートフォンにも同様のアプリがたくさんあります。
ただクラシックはポップスのように歌手をブランド化して売るようなやり方ではないため、ジャケットに意味の無い絵がよく採用されています。経費削減のため安物の景色写真などが、各国のレコード会社の都合でバラバラに使われていて、手持ちのCDと異なる事が多い。
クラシックCDのアートワークに限ると、適切なものが入手しにくいネットからより、CDからスキャナやカメラで取り込む方が効率的。取り込んだCD画像をトリミングし、リッピングしたフォルダに入れておきます。画像はリッピングした曲に埋め込むのが一般的で、リッピングソフトの多くが対応しています。 ファイルサイズ重視であえて埋め込みたくないときは、ファイル名をFolder.jpgなどにしておけば、大半のプレイヤーがアートワークと判断してくれます。
音量調整
古いCDは全体に音が小さめで、さらにダイナミックレンジの広いオーケストラだとピークに合わせて全体に小さめ。
音量を整えるためにリッピングの際にリプレイゲイン情報を付加します。foobar2000やMusicBeeはこれに対応しています。再生プレイヤーも対応の必要があり、Powerampは対応済み。
リッピングソフト
最近アートワークのダウンロードに対応したMusicBeeを使ってみました。必要な機能はそろっています。
Android音楽プレイヤー
ざっと触った感想です。設定次第でできる事や、見逃してしまった良い点もあるかもしれません。たまたま使用した環境で起きる不具合はよくあることなので、アプリとしてはマイナスとは考えません。
- Poweramp
- RocketPlayer
- ジャケットからの選択はしにくい
- Ultra music player
- 設定画面で操作をすると強制終了。デフォルトではジャケット表示無し
- winamp
- bluetoothの音量調整できない
- ジャケット表示が小さい
今回使ったもの
フリーソフト作者に感謝です
- MusicBee リッピング
- PhotoFiltre TWAINスキャナによるCDジャケットの取り込み。 トリミング。
- mp3tag タグ情報の取り込み、編集
- リサイズ超簡単!Pro CDジャケットの縮小
- ちょこちょこと使ったもの
- Foobar2000 musicBeeとの比較など
- Album Art Downloader ネットからのジャケット取り込み
CDの存在
手持ちのCDはwindows95時代にすべてリッピングしてしまい、音楽CDに触る事はめったにありません。たまに人のCDリッピングを手伝うときくらい。 こんな不便で扱いにくい過去の媒体がいまだに流通しているのは・・・