表計算transpose関数でエラーが出る。見落としやすい原因

2019年11月30日土曜日

OFFICEソフト

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transpose関数は「配列またはセルの範囲の行と列を入れ替える」機能。
使い方も簡単で便利な関数です。
まっさらなワークシートではなく、何度もデータ修正をしたようなワークシートの場合にハマってしまうエラーがあります。

正常に表示

  • A4セルに transpose(B2:J2) と入力して
  • B2~J2のデータ(G2~J2は空欄)を
  • A4~A12に転置


失敗例

エラー状況

上の正常例との違いはセルA10に「ごみ」と入力されている状態。
これだと、B2~J2のデータのうちH2データが、転置先の「ゴミ」セルとと衝突してエラー「#REF!」に 。



修正方法

セルA4を =transpose(B2,F2) に修正。
こうすると、転置先A4~A8に出力されるため、「ごみ」と衝突しません。

使用上の注意

今回はかなり多くのデータを転置したため、転置先のエリアにごみ(関数等でセルが空欄でない状態を含む)があることに気づかず、エラー原因に気付くまで時間がかかりました。
transposeを使う際には、転置元、転置先のセル数を確認して処理を入れる。または転置先のセルに余計なものが入らないように消去処理を入れておくと、今回のような単純なミスをしなくてすみます。
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