Windows8プレビュー版で使っていた頃は、さほど重く感じなかったので設定を見なおしてみました。
PCの仕様
- CPU Atom N455
- RAM 2GB
- SSD 32GB
- 液晶 1366x768
- 動画再生支援 AW-VD920H
Windows10での動画の再生状況
ブラウザで動画サイト
YouTubeを視聴すると、360p画質でもフルスクリーンは苦しいレベル。 カクカク、音ズレ、CPUは100%負荷状態。ブラウザはEdge、Opera34、FireFox、IEだと、HTML5での再生。 FireFoxとIEはFlashでの再生を行っても同様のカクカク状態。
低スペックの必須ブラウザ Opera12だと、YouTubeの動画再生ができません。
ニコ動はFlashでの再生。YouTubeと同様カクカク状態です。ただ、YouTubeよりは若干マシな感じ。ニコ動の場合ニコ動向けのエンコードをしてアップロードされていますし、ビットレートもアップロード者の設定によるのでYouTubeと単純には比べられません。見た目の印象です。
動画再生プレイヤーでのチェック
WMP、GOM、KMPlayer、MPC いずれもフルスクリーンHD1280x720はカクカクしたり、画像に乱れが生じます。 スムーズな再生ができません。動画再生支援機能を使う
動画再生支援用のAW-VD920Hを動作させるためドライバをダウンロード Ver3.6.9http://www.broadcom.com/support/crystal-hd
設定など詳しいことはhttp://sgy-net.com/70015/
ドライバをインストールしてみましたが、動画再生に変化無し？
再生支援が機能しているかを確認するため、DTS_Info.exeを起動してみると、アイコンはモノクロ状態。つまり支援されていません。
もう少し詳しく調べるため、DiagTool.exeも入れてみます。 支援状態が詳しく表示されます。
動画再生プレイヤーでのチェック
複数のプレイヤーを順にチェクしてみるとWMP、GOM、KMPlayerは、再生支援は効きません。プレイヤーの設定は上のサイトを参考にしましたが効果なしです。
MPCは再生支援が効きます。 DTS_Info、DiagToolで支援状態を確認。 1280x720再生で、スムーズに再生可能。 CPU負荷も50%程度と余裕を持って再生できます。
FlashPlayerのバージョンが新しいので支援が効かないのかも
このPCは、Windowsのタッチ操作を実験的に確認するために使っていたものなので、Windows8をプレビュー版から入れていました。2013年の春頃のメモには、YouTube再生がカクカクしていたと記録が無いため、その当時のFlasPlayerを入れてみることにします。
Flashの旧バージョンが置かれている
https://helpx.adobe.com/flash-player/kb/archived-flash-player-versions.html
をチェックしてみると、その時期のバージョンは11.7あたりです。
11.7xxxxで11.8xxxxになる2つ前のバージョンなので、11.7の中では熟成が進んでいて、次のバージョン直前のおざなり感が無さそうな感じがするということで
「(Released 7/9/2013) Flash Player 11.7.700.232 (143.6 MB)」 を選んでみました。
これを解凍すると、複数のファイルが出てきます。そのうちの
flashplayer_11_7r700_232_win.exe
というのが、windows向けの標準っぽいネーミングということでインストール。
これを入れると、Opera12は動画再生支援が効きます。1280x720のHD画質もスムーズ。CPU負荷は50%以下と快適。
Firefox Opera34、IEはFlashでの再生でも支援が効きません。 カクカク、CPU100%状態。
結論：Opera12+Flash11なら、動画再生支援が効くので快適
Opera12 + Flash11だと、YouTube、ニコ動ともに快適に使えます。ただし、FlashPlayer11は古いバージョンで、セキュリティ上の問題があります。おすすめではありません。
MPC動画プレイヤーであれば、1280x720もスムーズに再生可能。こちらは実用上問題がない内容です。
弱点を理解した上で使用すれば、このPCはまだ活躍させられそうです。
